埼玉・飯能市の親子3人殺害事件、初公判で被告「知らないことです」と否認
要約
2022年12月に米国籍の男性と妻、長女がおので殺害され住宅が放火された事件で、斎藤淳被告(43)の裁判員裁判が始まった。被告は全面否認し、弁護側は無罪を主張。約10カ月間の精神鑑定を経て起訴されており、責任能力の有無が最大の争点となる。
初公判で起訴内容を全面否認
2022年12月25日に埼玉県飯能市で親子3人が殺害された事件で、殺人および非現住建造物等放火の罪に問われた無職・斎藤淳被告(43)の裁判員裁判の初公判が16日、さいたま地裁(井下田英樹裁判長)で開かれた。斎藤被告は起訴内容について「知らないことです」と述べ、全面的に否認した。
弁護側は「斎藤さんは犯人ではありません。仮に犯人だとしても責任能力はありません」と無罪を主張。被告が犯人であるかどうかに加え、刑事責任能力の有無が裁判の大きな争点となる。
起訴内容と被害者
起訴状によると、斎藤被告は2022年12月25日、飯能市の被害者宅の敷地内で、おのをたたきつけるなどして3人を殺害し、住宅に放火したとされる。
被害者は、米国籍のビショップ・ウィリアム・ロス・ジュニアさん(当時69歳)、妻の森田泉さん(同68歳)、都内在住の長女・森田ソフィアナ恵さん(同32歳)の3人である。
約10カ月間の鑑定留置を経て起訴
検察は起訴前に約10カ月間にわたる鑑定留置を実施した。鑑定の結果を踏まえ、被告に刑事責任能力があると判断して起訴に踏み切った。弁護側が責任能力を争う姿勢を示していることから、今後の公判では精神鑑定を行った鑑定医への証人尋問や被告人質問が予定されている。
飯能市で親子3人殺害事件が発生
米国籍のビショップ・ウィリアム・ロス・ジュニアさん(69歳)、妻の森田泉さん(68歳)、長女の森田ソフィアナ恵さん(32歳)が被害者宅敷地内でおので殺害され、住宅に放火された。
約10カ月間の鑑定留置を実施
検察が被告の精神状態を慎重に鑑定。異例の長期間にわたる鑑定の結果、刑事責任能力ありと判断し起訴に至った。
さいたま地裁で初公判
被告は井下田英樹裁判長の前で「知らないことです」と起訴内容を否認。弁護側は犯人性と責任能力の両面から無罪を主張した。
判決言い渡し
精神鑑定医への証人尋問や被告人質問を含む計8回の公判(予備日含む)を経て判決が下される見通し。
公判は予備日を含め計8回が予定されており、判決は3月16日に言い渡される見通しだ。