ミラノ冬季パラリンピック、ロシア・ベラルーシに国代表での出場権付与 2014年以来の国旗掲揚へ
要約
IPCがロシアに3競技6人、ベラルーシにノルディックスキー4人の出場枠を認めた。ロシア国旗がパラリンピックで掲げられるのは2014年ソチ大会以来12年ぶりとなる。
IPCがロシア・ベラルーシの国代表参加を承認
国際パラリンピック委員会(IPC)は2026年2月17日、ロシアとベラルーシの選手に対し、3月に開催されるミラノ・コルティナ冬季パラリンピックへの出場権を付与したと発表した。今回の参加形式は国旗の使用が可能な「国を代表する形」であり、パラリンピックでロシア国旗が掲げられるのは2014年ソチ冬季大会以来となる。
ロシアにはアルペンスキー、ノルディックスキー、スノーボードの3競技で計6人の出場枠が与えられた。ベラルーシにはノルディックスキーで4人の出場枠が認められた。
ドーピング問題と侵攻で揺れた参加資格
ロシアのパラリンピック参加をめぐっては、過去10年にわたり制限と除外が繰り返されてきた。2016年リオデジャネイロ夏季大会では、国ぐるみのドーピング問題を理由にパラリンピックから全面除外された。2018年平昌冬季大会と2021年東京夏季大会では個人資格としての参加のみが認められた。
2022年北京冬季大会では、ウクライナへの侵略を理由に再び全面除外。2024年パリ夏季大会でも個人の中立選手としての出場にとどまっていた。
ソチ冬季大会
ロシア国旗がパラリンピックで最後に掲げられた大会。以降、制裁により国旗使用が認められなくなった
リオ夏季大会で全面除外
国ぐるみのドーピング問題が発覚し、ロシアはパラリンピックから完全に締め出された
個人資格での参加のみ
平昌冬季・東京夏季の両大会で、ロシアは国旗・国歌を使用できない個人資格に制限された
北京冬季大会で再び全面除外
ウクライナ侵略を理由にIPCが参加を認めず、ロシアは2度目の全面除外となった
パリ夏季大会に中立選手として出場
個人の中立選手という立場で参加が認められたが、国を代表する形ではなかった
ミラノ大会への国代表参加を承認
IPCがロシア6人・ベラルーシ4人に国代表としての出場権を付与。12年ぶりの国旗掲揚が可能に
国代表復帰の意味
今回の決定により、ロシアとベラルーシの選手は国旗を掲げて大会に臨むことになる。ドーピング問題による制裁が始まった2016年以降、両国がパラリンピックで国を代表する形での参加を認められるのは初めてである。ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックは2026年3月に開催される予定だ。