りくりゅう、SP5位から大逆転優勝 宮原知子が見た「クレッシェンド」の演技
要約
四大陸選手権でリフトのミスからSP5位に沈んだ三浦璃来・木原龍一組が、フリーで巻き返し2年ぶりの優勝を果たした。元選手・宮原知子がその軌跡をコラムで綴っている。
フィギュアスケートミラノ・コルティナ五輪メダル獲得冬季競技
SP5位からの逆転劇
フィギュアスケートの四大陸選手権(北京)ペアで、三浦璃来・木原龍一組(通称「りくりゅう」)がショートプログラム(SP)5位から巻き返し、2年ぶりの優勝を果たした。元フィギュアスケート選手の宮原知子がこの大会を振り返るコラムを日本経済新聞に寄稿し、「クレッシェンド」という表現でりくりゅうの演技を描写している。
SPではリフトでミスが発生し、トップとの差は「小さくない」ものとなった。しかし宮原は、フリーに向けて「確信めいた予感」があったと記している。
「切り替えてやれば、次は大丈夫」
宮原はコラムの中で、現役時代に自分自身に言い聞かせていた言葉として「切り替えてやれば、次は大丈夫」という一節を紹介している。SPでのミスを経てフリーに臨むりくりゅうの姿に、かつての自身を重ねたとみられる。
宮原はりくりゅうのフリーの演技について「別格だった」「素晴らしい演技」と評し、5位からの逆転は「十分に射程圏内」だったとの見方を示した。
ミラノ五輪へ弾みをつける一勝
りくりゅうは2019年にペアを結成。2022年北京五輪では日本ペア史上初の7位入賞を果たし、団体戦の銀メダル獲得にも貢献した。2022-2023シーズンには日本ペア初の年間グランドスラムを達成し、世界選手権でも日本人ペア初の金メダルを獲得している。
今大会は2026年ミラノ・コルティナ五輪の直前に位置づけられる重要な国際大会であった。SPでの失敗を乗り越えて頂点に立った経験は、五輪本番に向けた自信につながったといえる。