2026/4/1
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スポーツ

ミラノ・コルティナ五輪、新競技・山岳スキースプリントで初代金メダリスト決定

要約

ミラノ・コルティナ五輪で初めて実施された山岳スキーのスプリント種目で、男子はスペインのカルドナ コイが54年ぶりとなるスペイン冬季五輪金メダルを獲得。女子はスイスのファトンがトランジション技術を武器に初代女王に輝いた。

スキーモミラノ・コルティナ五輪山岳スキー新競技金メダル

五輪唯一の新競技で歴史的な初代王者が誕生

ミラノ・コルティナオリンピックで、今大会唯一の新競技として採用された山岳スキーの男女スプリントが行われた。五輪の舞台で初めて実施されたこの競技で、男子はスペインのオリオル・カルドナ コイが、女子はスイスのマリアンヌ・ファトンがそれぞれ金メダルを獲得し、歴史に名を刻んだ。

Swimming
※画像はイメージです

男子はスペインのカルドナ コイが栄冠

男子スプリントでは、スペイン代表のオリオル・カルドナ コイが金メダルを手にした。スペインにとって冬季五輪での金メダル獲得は1972年以来、実に54年ぶりの快挙である。カルドナ コイは2023年世界選手権優勝、2022年・2024年のヨーロッパ選手権スプリント連覇など、山岳スキー界で圧倒的な実績を積み上げてきた選手だ。

女子はスイスのファトンが初代女王に

女子スプリントでは、スイス代表のマリアンヌ・ファトンが金メダルを獲得した。ファトンは2023年世界選手権スプリントで銀メダルを獲得しており、スキーの着脱を素早く行う「トランジション」技術の向上に注力してきたことが実を結んだ形だ。母親のアンナ・ヤノウスコバは1992年アルベールビル冬季五輪にチェコ共和国代表としてクロスカントリースキーで出場した経歴を持ち、親子二代でのオリンピアンとなった。

山岳スキーが五輪の新たな1ページを開く

山岳スキーは「スキーモ」とも呼ばれ、欧州の山岳地帯で古くから親しまれてきた競技である。2020年のローザンヌユースオリンピックでの実施を経て、今大会で正式競技に昇格した。スプリント種目は約3分半の短距離競技で、スキーを装着しての走行、スキーを脱いで背負っての登山、再装着しての登頂と滑降を組み合わせた独特の形式が特徴だ。装着・脱着の速さを競う「トランジション」が勝敗を左右する鍵となり、「スキー界の障害物競走」とも表現される。冬季五輪における競技多様化の流れの中で、新たな1ページが開かれた。