2026/4/3
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国内

経産省、南鳥島での核ごみ処分場「文献調査」を小笠原村に申し入れ

要約

経済産業省が高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向け、東京都心から約1950キロ離れた南鳥島での文献調査実施を小笠原村長に申し入れた。村民向け説明会を経て判断される見通し。

南鳥島原子力発電経済産業省

国が南鳥島での文献調査を申し入れ

経済産業省は3日、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定手続きの第1段階にあたる「文献調査」について、東京都小笠原村の南鳥島で実施することを同村に申し入れた。渋谷正昭村長が国側から申し入れ文書を受け取った。

南鳥島は東京都心から南東に約1950キロ離れた離島である。

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※画像はイメージです

申し入れに先立ち、渋谷村長は国と原子力発電環境整備機構(NUMO)から、最終処分の必要性や文献調査の内容について事前に相談を受けていた。

村民説明会を経て判断へ

渋谷村長は、国とNUMOに対し、村民向けの説明会を開いて地層処分や文献調査の内容について丁寧に説明するよう要請した。

説明会は父島で14日、母島で15日にそれぞれ開催される予定で、両日とも各2回実施される。

渋谷村長は「説明会における村民や村議会の意見などを踏まえながら判断する」と述べ、村民の声を聞いた上で対応を決める姿勢を示した。

処分場選定の第1段階

高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定は3段階で進められ、文献調査はその最初の段階にあたる。既存の文献やデータをもとに、候補地としての適性を評価する手続きである。

現在、文献調査は北海道寿都町・神恵内村、佐賀県玄海町で先行して進められており、南鳥島が加われば4カ所目の調査地点となる。

  1. 経産省が文献調査を申し入れ

    渋谷正昭・小笠原村長が国側から申し入れ文書を受領した

  2. 父島で村民説明会

    地層処分や文献調査の内容について2回にわたり説明が行われる

  3. 母島で村民説明会

    父島に続き母島でも2回の説明会を実施する予定