2026/4/1
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スポーツ

スピードスケート高木美帆、世界選手権を最後に第一線退く意向を表明

要約

オリンピック通算10個のメダルを獲得してきた31歳の高木美帆選手が、オランダで3月5日に開幕する世界選手権を「スケート人生の一区切り」とする考えをSNSで明らかにした。

スピードスケートミラノ・コルティナ五輪世界選手権高木美帆

スピードスケート女子の高木美帆選手(31)が、第一線を退く意向を表明した。オランダで3月5日に開幕する世界選手権を最後の舞台とする考えで、SNSを通じて「スケート人生の一区切りにしようと思っている」と自らの言葉で伝えた。

Soccer ball
※画像はイメージです

自らの言葉で決意を公表

高木選手は世界選手権を前に、SNS上で今後について言及。「スケート人生の一区切りにしようと思っている」と綴り、オランダでの世界選手権をもって競技の第一線から身を引く意向を示した。

日本女子スピードスケート界を長年にわたり牽引してきた高木選手は、2018年平昌五輪で団体パシュート金メダルを含む3個のメダルを獲得。2022年北京五輪では1000mで金メダルに輝いたほか、銀メダル3個を加え、大会を通じて4個のメダルを手にした。さらに2026年ミラノ・コルティナ五輪でも銅メダル3個を獲得し、オリンピック通算メダル数は日本女子最多の10個に達している。

オランダで迎える最後の大舞台

高木選手が一区切りの場に選んだのは、スピードスケートの本場オランダで開催される世界選手権だ。大会は3月5日に開幕する予定で、31歳のベテランにとって集大成の舞台となる。

2018年には世界オールラウンド選手権で総合優勝を果たし、男女を通じてアジア勢初の快挙を成し遂げるなど、国際舞台でも圧倒的な存在感を示してきた。オリンピック3大会連続でメダルを獲得し続けた競技力は、日本のスピードスケートを世界トップレベルに押し上げた原動力であった。

一時代を築いた競技人生

高木選手の競技人生は、姉の高木菜那選手とともに歩んだ道でもある。平昌五輪では姉妹で団体パシュートの金メダルを獲得し、日本スポーツ史に名を刻んだ。2022年に菜那選手が引退した後も、美帆選手はひとり氷上に立ち続け、ミラノ・コルティナ五輪まで第一線で戦い抜いた。

「スケート人生の一区切り」という表現が、完全な引退を意味するのか、競技活動の形を変えることを指すのかは明らかにされていない。世界選手権での滑りが、ひとつの時代の締めくくりとなる。