スピードスケート女子・高木美帆が今季限りでの引退を表明
要約
五輪通算10個のメダルを獲得し、日本女子冬季スポーツ史に名を刻んだ高木美帆が、今シーズンを最後に競技生活に幕を下ろす意向を明らかにした。
高木美帆、今季での引退を表明
スピードスケート女子の高木美帆が、今季限りでの現役引退を表明した。
高木は2010年バンクーバー五輪に15歳で初出場して以来、長年にわたり日本スピードスケート界の第一線で活躍してきた。オリンピックでは通算10個のメダルを獲得し、日本女子選手として冬季・夏季を通じて最多記録を打ち立てた。2022年北京五輪では1000mで金メダルを含む4個のメダルを手にし、日本人冬季選手の1大会最多記録を樹立している。
16年間の競技人生に幕
高木の競技キャリアは、中学生での五輪出場という鮮烈なデビューに始まり、約16年にわたった。2018年には世界オールラウンド選手権で総合優勝を果たし、アジア勢として初の快挙を成し遂げた。同年の平昌五輪では姉の菜那とともに団体パシュートで金メダルを獲得するなど、500mから3000mまで複数の距離で世界トップレベルの実力を示し続けた。
直近の2026年ミラノ・コルティナ五輪でも3個のメダルを獲得しており、最後まで第一線の力を保ったまま競技生活を終えることになる。今後は世界オールラウンド選手権(2026年3月中旬、オランダ開催予定)を最終戦として挑む見通しだ。
日本スピードスケート界の転換点
高木の引退は、日本スピードスケート界にとって一つの時代の区切りとなる。オールラウンダーとして複数種目で世界と渡り合い、オランダ勢をはじめとする強豪国の選手たちと長年にわたりメダルを争い続けた功績は、同競技の歴史に深く刻まれることになる。
バンクーバー五輪に15歳で出場
中学生でのオリンピック出場という衝撃的なデビューを飾り、「スーパー中学生」として注目を集めた。
平昌五輪で3個のメダル獲得
団体パシュートでは姉・菜那とともに金メダル。世界オールラウンド選手権ではアジア勢初の総合優勝も達成した。
北京五輪で1000m金メダルなど4個獲得
1大会4個のメダルは日本人冬季選手の最多記録。名実ともに日本スピードスケート史上最高の選手に。
ミラノ・コルティナ五輪で3個のメダル獲得
オリンピック通算メダル数を10個(日本女子最多)とし、最後の五輪でも世界トップレベルの実力を示した。
今季限りでの引退を表明
スーパー中学生から16年のキャリアを閉じる決断を表明。オランダで開催される世界オールラウンド選手権を最終戦として、現役生活に区切りをつける見通し。