2026/4/1
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スポーツ

井上尚弥vs中谷潤人、全勝対決が5月2日東京ドームで実現へ

要約

32戦全勝同士の日本人対決が正式決定。パウンド・フォー・パウンド2位の井上と7位の中谷が、約1年前の約束を果たす形で東京ドームのリングに上がる。

ボクシング中谷潤人井上尚弥

「歴史的瞬間を必ず見てほしい」——1年越しの約束が実現

ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)と、元世界バンタム級2団体統一王者の中谷潤人(M.T)が5月2日に東京ドームで対戦することが3月6日、正式に発表された。両者はともに32戦全勝の無敗記録を誇り、米ボクシング専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングで井上が2位、中谷が7位に位置する。日本ボクシング史上最高峰の全勝対決がついに実現する。

Soccer ball
※画像はイメージです

井上は記者会見で「この日を迎えられてうれしく思う。1年前にこの戦いを呼びかけてから2人とも無敗で来た。5月2日に2人が激突する歴史的瞬間を必ず見てほしい」と語った。中谷は「このような大きな舞台を用意していただき感謝している。1年前に井上選手に声をかけていただき、無敗でこの舞台にたどりつけた。あとは世界チャンピオンになるだけ」と決意を示した。

32戦全勝同士——数字が示す頂上決戦

井上は32戦全勝27KO、4階級制覇を達成し、今回が28戦連続の世界タイトルマッチとなる。4月に33歳を迎える。一方の中谷は32戦全勝24KOの戦績を持ち、この試合で日本男子ボクサー4人目の4階級制覇を懸ける。28歳の中谷にとって、キャリア最大の一戦だ。

2025年3月に井上が中谷に対戦を呼びかけたのが始まりだった。その後、中谷はWBC・IBFバンタム級統一王者となりスーパーバンタム級に転向。2025年12月末にはサウジアラビアで両者がそれぞれ勝利を収め、無敗のまま約束の舞台へたどり着いた。

同興行で井上拓真vs井岡一翔も決定

東京ドーム興行では、もう一つの注目カードも発表された。WBCバンタム級王者で井上尚弥の弟・井上拓真(30歳、大橋)と、元4階級制覇王者の井岡一翔(今月24日で37歳、志成)が対戦する。

両試合はLemino(レミノ)がペイ・パー・ビュー形式で独占配信する。

東京ドーム——ボクシングの聖地再び

東京ドームでのボクシング興行には長い歴史がある。1988年のこけら落としではマイク・タイソンが登場し、1990年にはタイソン対ダグラス戦が約5万1600人を集めた。井上は日本人として初めてボクシング東京ドーム興行のメインを務めた選手であり、5月2日の一戦でその歴史にさらなる1ページを刻むことになる。