2026/4/1
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スポーツ

ミラノ・コルティナ冬季パラリンピック開幕、ロシア国旗容認に7カ国が開会式ボイコット

要約

ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックが過去最多55カ国・地域から611人の選手を迎えて開幕。ロシア・ベラルーシの国旗・国歌での参加を認めたIPC決定に対し、ウクライナなど7カ国が政治的理由で開会式をボイコットした。

ウクライナパラリンピックミラノ・コルティナ2026

過去最多の参加国、しかし7カ国が欠席

ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックが日本時間7日早朝、イタリア北部ベローナ市の円形闘技場で開会式を迎えた。過去最多となる55カ国・地域から611人のアスリートがエントリーし、6競技・79種目で競い合う。一方、ロシアとベラルーシが国の代表として国旗・国歌の使用を認められたことに対し、ウクライナ、チェコ、エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、ポーランドの7カ国が政治的理由で開会式をボイコットした。

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※画像はイメージです

ボイコットした7カ国の入場時には、選手の行進はなく映像投影もなかった。2月に開催された冬季オリンピックでは、ロシアは中立選手としての参加にとどまっていたが、パラリンピックでは国を代表する形での出場が容認された。この対応の違いが各国の反発を招いた形だ。

IPC会長「状況は改善していない」

アンドリュー・パーソンズ国際パラリンピック委員会(IPC)会長は開会式で「4年前に私は恐怖を感じていると言った。残念ながら、状況は改善していない」と述べた。さらに「ここでは、違いは分断ではなく、力の源だ」と語り、パラリンピックの理念を強調した。

大会の規模と日本選手団

今大会には女子選手160人が参加し、4大会連続で過去最多を更新した。ハイチなど5カ国が冬季大会に初参加を果たしている。日本は全競技に44人の選手が出場する。

競技はミラノ、コルティナダンペッツォ、テーゼロの3地域に分散して開催される。大会期間は15日までで、閉会式はコルティナダンペッツォで行われる。

冬季パラリンピックは1976年にスウェーデンのエンシェルツビークで初めて開催され、今回で14回目を迎える。スポーツの祭典に政治的な影が差す中、611人のアスリートたちが競技に臨む。