高木美帆、現役ラストレースで有終の銅 スピードスケート世界選手権オールラウンド3位
要約
スピードスケート世界選手権オールラウンド部門で、現役引退を表明していた高木美帆が最終戦に臨み、3位で表彰台に登壇した。
現役最終戦で表彰台に立つ
スピードスケートの世界選手権オールラウンド部門で、現役引退を表明していた高木美帆が3位に入り、競技人生の最後を表彰台で飾った。3月5~8日にオランダ・ヘーレンベーンで開催された本大会で、高木は最高のフィナーレを迎えた。
高木は3月4日に自身のInstagramで現役引退の意向を公表しており、今大会を「スケート人生の一区切り」と位置づけて臨んでいた。「順位もそうだが、自分のスケーティングやトライしていることに対し、最後まで挑みにいきたい」と語っていた高木は、有言実行の形で最終レースを終えた。
オリンピック通算10個のメダル
高木美帆のキャリアは、日本スピードスケート史に深く刻まれるものだ。
2018年平昌オリンピックでは1000m銅メダル、1500m銀メダル、姉の菜那とともに出場した団体パシュートで金メダルを獲得。2022年北京オリンピックでは1000mで金メダルに輝き、オリンピックレコードを樹立した。1500m銀メダル、500m銀メダル、3000m銅メダルも手にしている。
そして2026年ミラノ・コルティナオリンピックでは500m、1000m、団体パシュートでそれぞれ銅メダルを獲得。オリンピック通算10個のメダルは、日本女子アスリートとして最多級の記録である。女子1500mの世界記録保持者でもあり、1000mや3000mでも日本記録を持つ。
姉妹で築いた日本スケートの歴史
高木美帆の競技人生を語る上で、姉の菜那の存在は欠かせない。2018年平昌オリンピックで菜那はマススタート金メダルを獲得し、美帆とともに団体パシュートでも金メダルに輝いた。夏冬通じた日本初の姉妹金メダル獲得という歴史を刻んだ。
2025年3月には世界距離別選手権の女子1000mで優勝し、個人種目で日本女子初の連覇を達成。最後まで第一線で戦い続けた高木美帆が、世界選手権の表彰台でスケート靴を脱ぐ。