2026/4/1
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スポーツ

村岡桃佳、大けが乗り越えスーパー大回転座位で銀メダル「忘れられない景色に」

要約

北京大会で金メダル3個を獲得したパラアルペンスキーのエースは、昨年11月の左鎖骨骨折から復帰し、恐怖心と闘いながらミラノ・コルティナの舞台で表彰台に立った。

アルペンスキーパラリンピックミラノ・コルティナ2026銀メダル

大けがからの銀メダル

パラアルペンスキーの村岡桃佳選手が、スーパー大回転女子座位で銀メダルを獲得した。大けがを乗り越えての出場であり、恐怖心を克服しての成績となった。村岡選手は「忘れられない景色に」とコメントしている。

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※画像はイメージです

骨折から雪上復帰、そして表彰台へ

村岡選手は2025年11月に左鎖骨を骨折し、初めての手術を経験した。さらに今年1月末には左肩腱の損傷も判明。医師からは「転ばないように」と指示を受けながら、鎖骨が完全に接合されていない状態で2月に雪上復帰を果たしていた。

けがの影響で滑降(ダウンヒル)は欠場を余儀なくされており、万全とは言えないコンディションでの出場だった。それでもスーパー大回転で銀メダルを手にし、表彰台に上った。

2大会連続金から「銀」へ、それでも価値ある一枚

村岡選手は北京2022冬季パラリンピックで日本代表選手団の主将を務め、金メダル3個を含む4個のメダルを獲得した実績を持つ。女子大回転座位では平昌2018、北京2022と2大会連続で金メダルに輝いており、今大会でも頂点が期待されていた。

結果は銀メダルだったが、重大なけがからの復帰戦でもあった今大会において、表彰台に立ったこと自体が大きな意味を持つ。恐怖心と向き合いながらコースを滑り切った村岡選手にとって、この銀メダルは特別な一枚となった。