2026/4/3
nippon-post.com
経済

日経平均株価が1600円超反発、前日2892円安からの急落後に買い戻し

要約

日経平均株価が1600円超の大幅反発を記録した。前日9日の2892円安という記録的な急落からの自律反発で、原油価格の値ごろ感からの買いが市場を支えた。

原油価格地政学リスク市場動向日経平均株価株価反発

前日の急落から一転、大幅反発

日経平均株価が1600円を超える大幅上昇を記録し、9日の急落から反発した。前日9日には日経平均が2892円安と激しい下落に見舞われていたが、翌10日には値ごろ感からの買い戻しが広がった。

stock market trading floor, financial charts and graphs, Japanese stock exchange, trading screens, stock ticker display
※画像はイメージです

今回の株価上昇は、市場心理の改善が背景にある。G7財務大臣による戦略的備蓄からの石油放出準備の表明や、トランプ大統領がイラン情勢は「短期間で終わる」との見通しを示したことで、地政学リスクへの警戒感が緩和された。これらが投資家のリスク選好姿勢を後押しし、幅広い銘柄で買い戻しが進んだ格好である。

前日9日の急落と反発の構図

9日の日経平均株価は2892円安と、大幅な下落を記録していた。この急落の主因は、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇懸念と、米国の雇用統計悪化による世界的な景気減速懸念だった。

これを受けて10日の市場では割安感からの買いが入り、1600円超の上昇につながった。ただし、上昇幅は前日の下落幅2892円に対して約55%に相当し、依然として前日の下げ分を完全には取り戻していない状況である。

市場心理の改善が反発を支える

市場では、過度な売り込みからの自動的な戻り買いが起きている。特に、原油先物価格が前日の高値圏から調整局面に入ったことで、エネルギーコストの上昇懸念が幾分か緩和されたことも好材料として受け止められた。

今後の株価動向は、地政学リスクの動向と原油価格の安定性、さらには米国景気指標の改善を待つ必要がある。