2026/4/2
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経済

長期金利2.335%に上昇、トランプ氏演説受けた原油高で売り優勢

要約

2026年4月2日午前の国内債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが前日比0.035%上昇し、2.335%を記録した。トランプ米大統領の演説に伴う原油価格の上昇がインフレ懸念を強め、幅広い債券で売りが先行している。

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長期金利が上昇、原油高で先高観強まる

2026年4月2日午前の国内債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債(第381回)の利回りが前日比0.035%高い2.335%に上昇(債券価格は下落)した。一時は2.340%まで水準を切り上げる場面もあった。

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※画像はイメージです

背景にあるのは、米東部時間1日午後9時(日本時間2日午前10時)に行われたトランプ米大統領の演説だ。演説を受けて米原油先物相場が上昇し、原油高によるインフレ懸念から金利の先高観が強まった。

幅広い年限で売りが優勢に

原油価格の上昇がもたらすインフレ圧力への警戒感から、市場では新発10年物国債にとどまらず、幅広い年限の新発債で売りが優勢となった。投資家が金利上昇リスクを意識し、債券保有を縮小する動きが広がった格好である。

原油高とインフレ懸念の連鎖

原油価格の上昇は、企業の生産コストや輸送費を押し上げ、最終的に消費者物価の上昇につながる経路をたどる。市場ではトランプ氏の演説内容を受けた原油高が一過性にとどまらないとの見方が浮上しており、金利先高観が債券市場全体の重しとなっている。