2026/4/1
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経済

日銀審議委員に浅田統一郎氏が就任、利上げへの言及避け慎重姿勢

要約

中央大学名誉教授でマクロ経済学が専門の浅田氏は、リフレ派との見方に違和感はないと述べる一方、利上げへの評価についてはコメントを控えた。野口旭前委員の後任として11月1日に着任した。

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リフレ派の経済学者が日銀政策委員に

日本銀行の審議委員に11月1日、中央大学名誉教授の浅田統一郎氏(71)が就任した。野口旭前委員の後任として選出された浅田氏は、マクロ経済学を専門とし、積極的な金融緩和を志向するリフレ派に近い立場で知られる。任期は5年。

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就任後の記者会見で浅田氏は、自身がリフレ派と見なされることについて「別に違和感はない」と述べた。アベノミクスや黒田東彦前総裁の金融緩和政策についても「ポジティブな評価をしている」と明言した。

利上げへの言及は回避

一方、植田和男総裁が進める利上げ政策に対する評価や、自身の立ち位置、政権からの期待感については「コメントを控える」と述べるにとどめ、慎重な姿勢を示した。

日銀の政策決定は、総裁、副総裁2人、審議委員6人の計9人による多数決で行われる。金融緩和に理解を示す浅田氏の加入が、今後の金融政策決定会合の議論にどのような影響を与えるかが注目される。

高市政権の意向との関係

浅田氏の人選には高市早苗首相の意向が反映されたとの見方もあるが、浅田氏本人はこの点についてもコメントを避けた。金融政策の方向性、とりわけ利上げのペースをめぐる議論の行方に市場の関心が集まっている。