2026/4/3
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経済

2026年春闘、非正規の賃上げ率6.61%で正社員超え 連合第3回集計

要約

連合の2026年春闘第3回集計で、非正規従業員の賃上げ率が初めて算出され、正社員の5.09%を上回る6.61%となった。中小組合の賃上げ率は5.00%と前年並みの水準を維持している。

春闘芳野友子賃上げ連合非正規雇用

非正規が正社員を上回る賃上げ率\n\n連合(日本労働組合総連合会)は3日、2026年春闘の第3回集計結果を発表した。今春闘で初めて集計された非正規従業員の賃上げ率は6.61%となり、正社員の5.09%を大きく上回った。非正規従業員の時給ベースの引き上げ額は80.39円。前年同時期の非正規賃上げ率6.10%と比較しても上昇している。\n\n
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\n\n正社員の賃上げ平均額は1万6892円で、前年同時期と比べて466円減少した。賃上げ率も前年同時期比0.33ポイント減の5.09%にとどまった。賃上げを要求した3746組合のうち、2211組合が妥結している。1日午前10時が回答の集計締め切りだった。\n\n## 中小組合は前年並みを維持\n\n組合員300人未満の中小組合(1332組合)の正社員賃上げ率は5.00%で、前年同時期と同率となった。賃上げ額は1万3960円で、前年同時期から600円の増加だった。\n\n業種別では、正社員の賃上げ率が前年を上回ったのは7業種中2業種にとどまり、商業流通と金融・保険の2分野だった。\n\n## 連合会長「格差是正の成果」\n\n芳野友子連合会長は今回の結果について「規模間格差の是正に向けた取り組みの成果と言える。雇用形態間格差の反映の取り組みも進んでいる」と評価した。\n\n非正規従業員の賃上げ率が正社員を上回ったことは、雇用形態による待遇格差の縮小を示す結果となった。一方、正社員の賃上げ率は前年同時期を下回っており、業種間でのばらつきも見られる。