2026/4/11
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国際

パキスタン首相、米イラン代表団と個別会談 戦闘終結へ仲介外交を本格化

要約

シャリフ首相はバンス米副大統領とガリバフ・イラン国会議長が率いる両代表団とイスラマバードで個別に会談し、対面での直接協議実現に向けた地ならしを進めている。

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シャリフ首相、米イラン双方と個別会談

パキスタンのシャリフ首相は11日、戦闘終結に向けた協議の仲介として、アメリカとイランの代表団とそれぞれ個別に会談した。アメリカ側はバンス副大統領、イラン側はガリバフ国会議長が代表団を率いてイスラマバードを訪れており、パキスタン政府が両国の間に立つ形で外交努力を展開している。

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※画像はイメージです

シャリフ首相は会談後、「今回の協議が地域の恒久的な平和に向けた足がかりとなることを期待する」と述べた。パキスタン政府は双方の言い分を聞き取り、米イラン両国が対面で直接協議を行うための地ならしを試みているとされる。

8日の停戦合意後、イラン側は不満も

今回の個別会談に先立ち、4月8日には米イラン間で一時的な停戦合意が成立していた。バンス副大統領率いるアメリカ代表団は11日にイスラマバードに到着し、同日中にシャリフ首相との会談が行われた。

一方、イランメディアの報道によると、イラン側は8日の停戦合意後にアメリカ側が約束に違反したと主張しており、今回の協議でその点を訴える予定だという。ただし、アメリカ側の「約束違反」の具体的な内容については明らかになっていない。

  1. 米イラン間で一時的な停戦合意が成立

    アメリカとイランの間で2週間の停戦合意が成立し、約1ヶ月にわたる戦争が一時停止した。しかしイラン側は合意後のアメリカの約束違反を主張している。

  2. バンス副大統領率いる米代表団がイスラマバード到着

    米イラン双方がパキスタンに集結し、シャリフ首相が各代表団と個別に会談した。双方は対面での直接協議に向けた地ならしを開始している。

直接協議の実現は不透明

パキスタン政府は、両国の代表団が対面で直接協議を行う場の実現を目指しているとみられるが、直接協議がいつ、どこで実現するかは現時点で明らかになっていない。イラン側が停戦合意をめぐる不満を抱えていることもあり、交渉の行方には不確定要素が残る。

シャリフ首相が仲介役として米イラン双方の主張を聞き取る段階に入ったことで、パキスタンの外交的役割が一段と注目されることになる。戦闘の恒久的な終結に向け、今後の協議の進展が焦点となる。