2026/4/13
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経済

長期金利が2.490%に上昇、約27年ぶり高水準を更新

要約

日本の長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが2.490%に上昇した。日銀の追加利上げ観測やインフレ期待の高まりを背景に、市場では金利上昇圧力が一段と強まっている。

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長期金利が2.490%に上昇した。4月6日には新発10年物国債利回りが一時2.425%まで上昇し、約27年ぶりの高水準を記録していたが、その後も金利上昇の流れが続いている形だ。\n\n

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\n\n## 背景にある金融政策の転換\n\n日本の長期金利は、長らく低金利環境が続いてきた。しかし、2024年3月に日本銀行が長短金利操作(YCC)を撤廃し、マイナス金利政策も解除したことで、金利は市場の需給や将来の予想をより反映する形で変動するようになった。いわゆる金利のある世界への移行が進んでいる。\n\n近年の金利上昇圧力の要因としては、賃上げを起点としたインフレ定着への期待の高まり、中東情勢の緊迫化に伴う原油高への懸念、日銀の追加利上げ観測などが複合的に影響しているとされる。\n\n## 家計・財政への影響に注視\n\n長期金利の上昇は、住宅ローン金利の上昇や預金金利の引き上げにつながる可能性がある一方、国債価格の下落を招き、既存の債券保有者にとっては評価損となるリスクもはらんでいる。政府にとっても、国債発行による利払い負担の増加が財政運営に影響を与えることが懸念される。\n\n市場関係者の間では、長期金利が2.5%の大台を超える可能性も指摘されており、今後の動向が注目される。