盗撮画像をSNSで共有、元教員に懲役2年の実刑判決 名古屋地裁
要約
勤務先の小学校で女児3人を盗撮し、教員らのグループチャットで画像を共有したとして、神奈川県葉山町立中学校の元教員の男に名古屋地裁が実刑判決を言い渡した。起訴された教員7人のうち、画像提供での実刑は初めて。
画像「提供」での実刑判決は7人中初
勤務先の小学校で女児3人を盗撮し、教員らでつくるSNSのグループチャットで画像を共有したとして、性的姿態撮影等処罰法違反の罪に問われた神奈川県葉山町立中学校の元教員の男(28)に対し、名古屋地裁は懲役2年の実刑判決を言い渡した。検察側の求刑は懲役3年6カ月だった。
一連の事件では教員計7人が起訴されているが、盗撮画像の「提供」容疑での判決、および実刑判決はいずれも今回が初めてとなる。
裁判官「実刑はやむを得ない」
入江恭子裁判官は判決理由で「盗撮した動画や画像を編集して共有し、児童の顔まで知らしめた。拡散する危険にさらし、実刑はやむを得ない」と述べた。
被害に遭った女児3人は当時9~11歳で、男は2024年7月から12月にかけて勤務先の小学校で盗撮を行い、グループチャットに投稿していた。男は2024年8月に同グループチャットに加入したとされる。
また、検察側は公判で「男は2021年ごろから、自認するだけでも週に2回程度、駅などでスカート内の盗撮を繰り返していた」と指摘。2025年8月には鎌倉市の駅で14歳の少女を盗撮した事実も明らかにされた。
弁護側は執行猶予を主張
弁護側は「男がグループ内で中心的な立場ではなかった」として執行猶予付きの判決を求めていたが、裁判所はこれを退けた。
駅などでの盗撮を開始
検察側の主張によると、男は週2回程度のペースで駅などでスカート内の盗撮を繰り返していた。
勤務先小学校で女児3人を盗撮
9〜11歳の女児3人を盗撮し、画像を編集してグループチャットに投稿した。
グループチャットに加入
教員らが盗撮画像を共有するSNSのグループチャットに参加した。
鎌倉市の駅で14歳少女を盗撮
鎌倉市の駅において、14歳の少女のスカート内を盗撮した。
名古屋地裁が実刑判決
懲役2年の実刑判決。起訴された教員7人のうち、画像の提供容疑での実刑は初めてとなった。
一連の事件では教員7人が起訴されており、今後も残る被告人の公判が続く見通しである。教育現場における児童の安全と教員の信頼が改めて問われる事態となっている。