2026/4/21
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経済

米アップル、15年ぶりCEO交代 ティム・クック氏退任しターナス氏が後任に

要約

米アップルは20日、ティム・クックCEOが9月1日付で退任し、後任にジョン・ターナス氏が就任する人事を発表した。クック氏は退任後、取締役会の会長に就任する。

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クックCEOが退任、会長に就任へ

米アップルは20日、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が退任し、後任にジョン・ターナス氏が就くトップ人事を発表した。9月1日付で発効する。クック氏は同日付で会長に就任する。アップルのCEO交代は、創業者スティーブ・ジョブズ氏が退いて以来、約15年ぶりとなる。

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※画像はイメージです

ジョブズ氏以来の大型人事

クック氏は2011年、ジョブズ氏の後を継いでCEOに就任した。オペレーション担当の上級副社長として1998年に入社して以来、サプライチェーン管理に手腕を発揮し、ジョブズ氏の側近として長年アップルの経営を支えてきた。CEO在任中にはApple WatchやAirPodsといった新製品の投入に加え、App StoreやiCloudなどサービス事業の拡大を主導し、アップルの時価総額を飛躍的に押し上げた。

後任のターナス氏は、ハードウェアエンジニアリング担当上級副社長を務めている人物である。2001年にアップルに入社し、iPad、Mac、AirPods、iPhoneなど同社を代表する数々の製品のハードウェア開発を主導してきた。ジョブズ氏の下で働いた経験も持つ。

会長としてのクック氏の役割

クック氏は会長就任後、取締役会のエグゼクティブ・チェアマンとして引き続きアップルに関与する。特に国際的な政策立案者との関係構築など、一部の業務を担う見通しである。

今回の交代の具体的な理由や経緯については明らかにされていない。アップルは長年にわたり計画的な後継者育成を進めてきたとされ、ターナス氏の起用はその延長線上にあるとみられる。大手テクノロジー企業のトップ交代は企業の将来を左右する重要な局面であり、ターナス氏がクック氏の路線をどのように引き継ぎ、あるいは独自色を打ち出していくかが今後の焦点となる。