2026/4/28
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社会

はしか感染者362人に急増、前年同期の4倍超 東京都で集中的に拡大

要約

国立健康危機管理研究機構の報告によると、2026年の麻疹累計感染者数が362人に達し、直近1週間で57人が新たに確認された。東京都の感染が突出しており、前年同期比で4倍以上の水準となっている。

JIHSはしかワクチン感染症東京都

国立健康危機管理研究機構(JIHS)の報告によると、2026年に入ってからのはしか(麻疹)の累計感染者数が362人に達した。前年同期と比較して4倍以上の水準となっており、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いている。

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※画像はイメージです
## 直近1週間で57人が新たに感染4月19日までの1週間に新たに報告された感染者数は57人であった。都道府県別では東京都が40人と最も多く、全体の約7割を占めた。次いで鹿児島県が6人、神奈川県が4人となっている。
## 前年同期比4倍超、感染拡大が鮮明に今年の累計感染者362人は、昨年の同時期と比べて4倍以上にのぼる。東京都を中心に首都圏での感染報告が目立つほか、鹿児島県でも感染が広がっている。はしかは空気感染、飛沫感染、接触感染のいずれの経路でも広がる極めて感染力の強い疾患である。日本は2015年に世界保健機関(WHO)から麻疹排除状態の認定を受けたが、その後も海外からの輸入例を起点とした国内感染が断続的に報告されてきた。## ワクチン未接種者への警戒が必要はしかの予防にはワクチン接種が最も有効とされる。定期接種は1歳と就学前の計2回だが、感染者の多くはワクチン接種が1回以下、または接種歴が不明なケースとなっている。大人が感染した場合には肺炎や脳炎などの重篤な合併症を引き起こすリスクがあり、妊婦では流産・早産の危険性も指摘されている。東京都新宿区の小学校では複数の児童が感染し学年閉鎖が実施されたほか、鹿児島県でも高校の卒業式での集団感染が報告されるなど、教育現場への影響も広がっている。