NYダウ続伸、ナスダック・S&P500が最高値更新 中東緩和報道とアップル好決算が追い風
要約
イランによる新提案の報道を受けて中東の地政学的リスクが和らぎ、原油価格が急落しました。これに加えアップルの好決算が買い材料視され、米株式市場の主要3指数がそろって上昇しています。
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5月1日の米株式市場で、主要3指数がそろって続伸して取引を開始した。ダウ工業株30種平均は午前9時35分時点で前日比192ドル48セント高の4万9844ドル62セントとなった。
ナスダック総合株価指数とS&P500種株価指数は、取引時間中に前日の最高値を上回る水準で推移している。中東情勢の緩和観測とアップルの好決算が、投資家心理を改善させた格好だ。
イランの新提案で原油急落、中東リスク後退
イラン国営通信は1日朝(米東部時間)、米国との交渉を巡りイランが仲介国パキスタンに新たな提案を示したと報じた。この報道を受け、中東の地政学的リスクが後退したとの見方が市場に広がった。
米原油先物市場では、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)の期近6月物が前日終値比で約4%安の1バレル100ドル前後まで下落。原油価格の急落はエネルギーコストの低下につながるとの期待から、幅広い銘柄に買いが入った。なお、イランが提示した新提案の具体的な条件や内容は明らかになっていない。
アップル好決算で株価一時5.8%高
市場を押し上げたもう一つの要因が、アップルの2026年1〜3月期決算である。市場予想を上回る増収増益となり、アップル株は一時5.8%上昇した。
時価総額で世界最大級の企業であるアップルの好決算は、ハイテク株全体への買い安心感を広げ、ナスダックとS&P500の最高値更新を後押しした。エネルギー分野では、シェブロンが1日朝に四半期決算を発表しており、原油価格の急落とあわせてエネルギーセクターの動向にも注目が集まっている。