1. 上皇后さまの体調をめぐる近年の経緯\n\n上皇后さまは2019年にも体調不良が続いたことがあり、精神的なストレスが一因と考えられていました。2024年10月には右大腿骨を骨折されましたが、リハビリを経て回復に向かわれ、新年行事や一般参賀への出席を果たされています。一方で、上皇さまも過去に東京大学医学部附属病院へ入院されており、ご夫妻ともに健康面を考慮しながら過ごされています。今回の観戦取りやめも、こうした体調管理の延長線上にある判断と考えられます。\n\n2. 天覧相撲とは\n\n天皇や皇族が大相撲を観戦することを天覧相撲と呼びます。古くは女性の観戦が禁じられていた影響もあり皇后の同席はありませんでしたが、1960年(昭和35年)から天皇と皇后が揃っての観戦が始まりました。天覧相撲は日曜日に行われることが慣例で、特に1月場所の中日が選ばれることが多いとされています。観戦の際には、国技館正面玄関で役力士や日本相撲協会理事が出迎え、幕内の土俵入りは御前掛と呼ばれる本式で執り行われます。\n\n3. 皇室の大相撲観戦の近年の動向\n\n近年では、天皇・皇后両陛下や愛子さまも大相撲を観戦されています。2020年(令和2年)には天皇ご一家が即位後初めて大相撲を観戦されたことが話題になりました。日本相撲協会は皇室の観戦を非常に重視しており、貴賓席は国技館の2階最前列に設けられています。大相撲は日本の国技とされ、その神事としての起源や伝統は、皇室が観戦することによってさらに重みを増すと考えられています。