2026/5/9
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国際

金正恩総書記が新型駆逐艦を視察、6月中旬の海軍引き渡しを命令

要約

北朝鮮メディアは8日、金正恩総書記が新型駆逐艦の試験航行を視察し、来月中旬までの海軍への引き渡しを命じたと報じた。

北朝鮮朝鮮半島情勢軍事金正恩駆逐艦

新型駆逐艦の試験航行を視察\n\n北朝鮮メディアは8日、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が新型駆逐艦の試験航行を視察したと報じた。金総書記は、就役に向けて来月(6月)中旬に同艦を海軍へ引き渡すよう命令した。\n\n
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※画像はイメージです
\n\n当該駆逐艦は最近、ミサイルの発射実験を相次いで実施しており、金総書記自らが試験航行の現場に足を運んだ形だ。引き渡し命令により、北朝鮮海軍は6月中旬に新型駆逐艦を正式に受領し、就役させる段取りとなる。\n\n## 相次ぐミサイル発射実験を経て\n\n北朝鮮メディアの報道によれば、新型駆逐艦はこのところ相次いでミサイルの発射実験を行ってきた。具体的な実験の回数や日時、搭載するミサイルの種類については明らかにされていない。駆逐艦の名称やスペックなど詳細な情報も公表されていない。\n\n金総書記が試験航行を直接視察したうえで引き渡し期限を明示したことは、海軍戦力の増強を急ぐ姿勢を鮮明にしたものといえる。\n\n## 北朝鮮の海軍力強化路線\n\n北朝鮮は近年、海軍装備の近代化を推進してきた。金総書記は2023年8月に「海軍が国家核抑止力の構成部分になる」と発言し、海軍力の強化に意欲を示していた。同年9月には新型戦術核攻撃潜水艦の進水も行われている。\n\n今回の新型駆逐艦の引き渡し命令は、こうした一連の海軍近代化路線の延長線上に位置づけられる。朝鮮半島周辺の安全保障環境に影響を与える可能性があり、関係各国の対応が注目される。