2026/5/9
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社会

磐越道バス事故、運転手が速度超過認める 制限時速80キロの現場を90~100キロで走行

要約

北越高校の生徒らを乗せたマイクロバスが磐越自動車道で衝突した事故で、逮捕された運転手の若山哲夫容疑者が制限速度を上回る時速90~100キロで走行していたと供述していることが判明した。

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福島県郡山市の磐越自動車道で、新潟市の北越高校の生徒らを乗せたマイクロバスがガードレールに衝突し1人が死亡した事故で、過失運転致死傷容疑で逮捕された運転手の若山哲夫容疑者(68)が、事故当時「時速90~100キロほどで走行していた」と供述していることが福島県警への取材でわかった。事故現場の制限速度は時速80キロで、少なくとも時速10~20キロの速度超過があったことになる。

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※画像はイメージです
## 「カーブを曲がりきれなかった」 若山容疑者は新潟県胎内市在住の無職。福島県警の調べに対し、速度超過を認める一方で「居眠り運転はしていなかった」と否定している。事故直後には「カーブを曲がりきれなかった」とも発言しており、県警は速度超過と事故の因果関係について詳しく調べを進めている。バスには北越高校の陸上部の生徒らが乗車していた。事故により1人が死亡し、負傷者も出ている。死亡した人物の詳しい属性や負傷者の人数など、被害の全容については現時点で明らかにされていない部分がある。 ## 手配の経緯にも焦点 今回の事故をめぐっては、バスの手配経緯についても注目が集まっている。北越高校側は部活動の遠征にあたりバス会社に手配を依頼したと説明しているが、バス会社側は、高校側の要望でレンタカーを手配し、運転手も「知り合いの知人」として紹介したと主張。高校側はこの主張を否定しており、手配の経緯や責任の所在をめぐって両者の説明が食い違っている。事故車両は事業用の「緑ナンバー」ではなく、自家用の「白ナンバー」のレンタカーだったことも判明している。白ナンバーの車両による有償の旅客輸送は道路運送法で禁止されており、運行が有償だったか無償だったかも捜査の焦点の一つとなっている。 ## 運転手の資格・状態にも疑問 若山容疑者は旅客輸送に必要な第二種運転免許を所持していなかったことがわかっている。さらに、事故の3日前には「免許を返納する」と周囲に話していたことや、以前から足腰に不安を抱えていたとの情報も報じられている。福島県警は、速度超過の状況や運転手の健康状態、バスの手配をめぐる契約関係など、事故の全容解明に向けた捜査を続けている。