2026/5/20
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経済

NY円相場、8営業日ぶり反発 原油急落と米金利低下で158円台後半に

要約

WTI原油先物が5%超の急落となり、米金利も低下したことで円買い・ドル売りが優勢に。FOMC議事要旨の公表やトランプ大統領のイラン交渉発言も市場の材料となった。

FOMCWTIニューヨーク外国為替市場円相場原油価格

2026年5月20日のニューヨーク外国為替市場で、円相場が8営業日ぶりに反発した。終値は前日比15銭円高・ドル安の1ドル=158円85〜95銭。原油価格の急落と米長期金利の低下がドル売り・円買いを促した。\n\n

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\n\n## 原油急落が円買いの引き金に\n\nこの日の市場で最大の材料となったのは、原油価格の大幅下落である。WTI原油先物の7月物は前日終値比5%超の下落となり、1バレル98ドル台で取引を終えた。ホルムズ海峡を複数の船舶が通航したとの報道が伝わったほか、トランプ米大統領がイランとの戦闘終結に向けた交渉について「最終段階にある」と発言したことが、中東リスクの後退と受け止められた。\n\n原油安は米国のインフレ圧力の緩和につながるとの見方から米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが広がった。円は日中、158円59銭まで上昇する場面があった一方、安値は159円17銭だった。\n\n## FOMC議事要旨と日銀政策への注目\n\n米連邦準備理事会(FRB)はこの日、4月28〜29日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。市場では議事要旨の内容を精査し、今後の金融政策の方向性を見極めようとする動きが見られた。\n\n一方、日本時間20日には木原稔官房長官が記者会見で「利上げを含め金融政策の具体的な手法については日銀に委ねられるべき」と述べており、日銀の政策運営に対する政府の姿勢にも関心が集まっている。\n\n## ユーロは対円で上昇\n\nユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1620〜30ドルで取引を終えた。円は対ユーロでは反落し、1ユーロ=184円70〜80銭となった。ドルに対しては円高が進んだものの、ユーロに対しては円安方向に振れる展開となり、通貨ごとに異なる値動きを見せた。