築地大橋でランボルギーニ多重事故、中国籍の男を危険運転致傷で逮捕
要約
東京都中央区の築地大橋で8日早朝、ランボルギーニがパトカーなどに衝突し計8台が絡む多重事故が発生、警察官2人を含む7人が負傷した。警視庁は9日、約15時間後に出頭した中国籍の男を危険運転致傷などの容疑で逮捕した。
雪の築地大橋でランボルギーニが多重事故、7人負傷
8日午前5時10分ごろ、東京都中央区の築地大橋で、高級車「ランボルギーニ」が前方を走るタクシーに衝突した後、橋の上で停車中のパトカーに突っ込む事故が発生した。後続車両もブレーキを踏んでスリップし、計8台が絡む多重事故に発展。警察官2人を含む重傷4人、軽傷3人の計7人が負傷した。
警視庁は9日、自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致傷)および救護義務違反(ひき逃げ)の容疑で、東京都中央区晴海5丁目在住の自営業、リウ・ジャンラン容疑者(41・中国籍)を逮捕したと発表した。リウ容疑者は容疑を認めている。
事故の経緯――停車中パトカーに激突
事故当時、築地大橋の上では雪が降っており、リウ容疑者のランボルギーニにはノーマルタイヤが装着されていた。パトカーは車2台が絡む事故の対応のため橋上に停車しており、車内には男性巡査部長(51)と男性警部補(49)の2人がいた。
ランボルギーニはまず前方を走るタクシーに衝突し、続けて停車中のパトカーに突っ込んだ。この衝突により後続車両もスリップし、計8台が絡む大規模な多重事故となった。パトカー車内の巡査部長と警部補はいずれも首や腰を骨折する重傷を負った。助手席に乗っていた20代の女性も骨盤を骨折する重傷である。
約15時間後に出頭、「病院に行くために立ち去った」
リウ容疑者は事故後、助手席の負傷した女性を残したまま現場から逃走。約15時間後の8日午後8時ごろ、1人で月島署に出頭した。リウ容疑者は「私もけがをしていたので、病院に行くために立ち去った」と説明し、肋骨が折れた状態で徒歩で現場を離れた後、病院を受診したと述べている。
助手席の女性については「当日に知り合った」と供述している。
危険運転致傷罪の適用
リウ容疑者に適用された危険運転致傷罪は、単なる過失運転ではなく、著しく危険な状態での運転により人を負傷させた場合に問われる重い罪である。雪が降る中、ノーマルタイヤで高速度の運転を行っていた点が危険運転の認定根拠とみられる。
警視庁は事故の詳しい経緯について引き続き捜査を進める方針である。