トランプ大統領、自ら交渉したUSMCAからの離脱を検討か ブルームバーグ報道
要約
米ブルームバーグ通信は2月11日、トランプ米大統領がUSMCAからの離脱を検討している可能性があると報じた。米国はメキシコとは正式協議を開始する一方、カナダとは対立が続いている。
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側近に「離脱しない理由」の説明を要求
米ブルームバーグ通信は2026年2月11日、トランプ米大統領が米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)からの離脱を検討している可能性があると報じた。政権関係者の話に基づく報道である。
報道によると、トランプ氏は側近に対し「USMCAから離脱するべきではない理由」を説明するよう求めたとされる。USMCAはトランプ氏自身が第1次政権時代に北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる協定として交渉し、2020年に発効させた経緯がある。
メキシコとは協議開始、カナダとは対立継続
米国はメキシコとの間でUSMCA見直しに関する正式協議をすでに開始している。一方、カナダとの間ではUSMCA見直しを巡る対立が続いている状況である。
ただし、今回の報道はあくまで政権関係者の話に基づくものであり、トランプ政権からの公式発表ではない。トランプ氏が実際にUSMCA離脱を政策として推進するかどうかは現時点では不明である。
2026年7月に迫る見直し期限
USMCAには発効から6年目にあたる2026年7月1日までに、協定の延長・再交渉・撤回を3カ国で決定する条項が設けられている。見直し期限が迫る中でのトランプ氏の動向は、北米の通商秩序に大きな影響を及ぼす可能性がある。