囲碁棋聖戦、芝野虎丸十段が初の棋聖獲得 一力遼の5連覇を阻止
要約
七番勝負は最終第7局までもつれ、26歳の芝野虎丸十段が一力遼棋聖から棋聖位を奪取した。一力は「名誉棋聖」の資格獲得まであと1勝に迫りながら、敗北により目前で逃すことになった。
一力遼囲碁日本棋院棋聖戦芝野虎丸
芝野十段、最終局を制し棋聖位を奪取
囲碁の第49期棋聖戦七番勝負の第7局が神奈川県箱根町のホテルで行われ、挑戦者の芝野虎丸十段(26)が一力遼棋聖(28)を破り、初の棋聖タイトルを獲得した。2日目は午前9時すぎに再開され、最終局にふさわしい熱戦の末に芝野が勝利を収めた。
一力の5連覇、目前で頓挫
一力棋聖にとって、この七番勝負は特別な意味を持つ対局だった。棋聖戦5連覇を達成すれば「名誉棋聖」の資格を得ることができたが、芝野の前にあと一歩届かなかった。一力は棋聖を失い、現在は名人、王座、天元、本因坊の四冠を保持している。それでも囲碁界の第一人者としての地位は揺るがない。
令和の囲碁界を象徴する一戦
芝野と一力はともに「令和三羽烏」と称される同世代の棋士である。芝野は七大タイトル戦で一力に対して過去全敗を喫しており、今回が初めてのタイトル奪取となった。囲碁の七大タイトルの中で最高序列に位置する棋聖位を手にしたことで、芝野は新たなステージに立つことになる。