お台場に世界最大級の噴水「東京アクアシンフォニー」完成、整備費26億円
要約
東京都が3月28日に運用を開始した巨大噴水施設は高さ150メートル・横幅250メートルの2基で構成され、毎日10回のショーを上演する。年間経済波及効果は98億円と試算されている。
インフラ整備小池百合子東京都東京都港区観光
世界最大級の噴水がお台場に誕生
お台場海浜公園(東京都港区)に世界最大級の噴水施設「東京アクアシンフォニー」が完成し、2026年3月28日に運用が開始された。東京都が整備を進めてきた大型プロジェクトで、整備費は約26億円。臨海副都心エリアの新たなランドマークとして注目を集めている。
施設は高さ150メートルの噴水と横幅250メートルの噴水の2基で構成される。毎日午前11時から午後9時まで計10回、各10分程度の噴水ショーを上演する。年間の運営費は約2億円を見込む。
年間3000万人の観覧者を見込む
東京都は、対岸からの観覧者を含め年間約3000万人の来場を見込んでおり、年間の経済波及効果を約98億円と試算している。
小池百合子知事は「人の流れがエリア全体に広がり、昼も夜も楽しめる街になるよう取り組みを進める」と述べ、臨海副都心全体の活性化に期待を示した。
名称は地元の小中学生が選定
「東京アクアシンフォニー」の名称は、約7500件の応募の中から地元の小中学生による投票で決定された。音楽と光で演出する噴水ショーのコンセプトを反映した名前となっている。
一方、整備費をめぐっては、受注企業である東洋建設が競争入札で唯一の応札者だったことや、応札額が予定価格の99.3%だったことから、入札の競争性や透明性を問う声も上がっている。また、2022年に実施された試験的な噴水事業では、1日あたりの来訪者数が約880~900人にとどまっており、年間3000万人という見込みとの乖離を指摘する意見もある。