将棋棋王戦 藤井聡太六冠が増田八段下し4連覇達成
要約
五番勝負の最終局が鳥取市で行われ、藤井六冠が挑戦者の増田康宏八段を破って防衛に成功。来期は永世棋王の資格がかかる5期目の防衛戦となる。
プロ棋士将棋棋王戦藤井聡太
最終局を制し、棋王位4連覇
将棋の八大タイトルの一つ、第51期棋王戦五番勝負の最終第5局が3月29日、鳥取市で行われ、藤井聡太六冠(23)が挑戦者の増田康宏八段(28)に勝利し、棋王位の4連覇を達成した。
シリーズは2勝2敗のタイで迎えた最終局。藤井六冠が勝負所を逃さず勝ち切り、タイトルを守った。藤井六冠はこれで竜王、名人、王位、棋聖、王将、棋王の六冠を堅持する形となった。
2期連続の挑戦も実らず
挑戦者の増田八段は2期連続で藤井棋王に挑む異例の対決となったが、最終局で敗れ、タイトル奪取はならなかった。増田八段は「東の天才」と称される実力者で、新人王戦2連覇の実績を持つ。独自の棋風で藤井六冠をシリーズ2勝2敗の最終局まで追い詰めたが、あと一歩及ばなかった。
王将戦に続く「ダブル防衛」
藤井六冠は今期、王将戦でも永瀬拓矢九段に1勝3敗のカド番から3連勝して逆転防衛を果たしており、棋王戦と合わせて2つのタイトルを立て続けに守り抜いた。王将戦での1勝3敗からの大逆転は将棋界で史上5例目、33年ぶりの快挙であった。
タイトル通算獲得数は33期に達し、来期の棋王戦では5期連続獲得による「永世棋王」の資格取得がかかることになる。