森衆院議長、今国会中の皇室典範改正を目指す考え表明 皇族数確保へ
要約
森衆院議長が皇族数確保策に関する会合に出席し、今国会中に皇室典範の改正を目指す意向を示した。皇族数の減少が続くなか、与野党間の合意形成が焦点となる。
森衆議院議長は15日、皇族数確保策に関する会合に出席し、今国会中に皇室典範の改正を目指す考えを表明した。皇族の数が減少するなか、安定的な皇位継承の確保に向けた法改正の実現を図る。
「今国会中に改正を」森議長が意欲
森議長は会合の場で、皇室典範改正について今国会中の実現を目指す意向を示した。皇族数の確保は長年にわたり議論されてきた課題であり、議長自らが会合に臨み、改正への強い意欲をにじませた形だ。
皇室典範は皇位継承を「男系男子」に限定しており、皇族数の減少に伴い、将来的に皇位継承が滞る可能性が指摘されてきた。2022年には政府の有識者会議が、女性皇族が結婚後も皇室に残る案や、旧皇族の男系男子を養子縁組で皇籍に復帰させる案などを盛り込んだ報告書を国会に提出している。
与野党間の合意形成が焦点
皇族数確保策を巡っては、与野党間で活発な議論が続いている。女性皇族の結婚後の身分保持については各党の異論が比較的少ないとされる一方、結婚相手やその子どもの身分・待遇などを巡っては見解に隔たりがある。旧皇族の養子縁組による皇籍復帰案についても、具体的な運用方法や国民の理解を巡り、さまざまな意見が出ている状況だ。
これらの議論は衆参両院の正副議長のもとで進められてきた。森議長は今国会中のできる限り早期の取りまとめを目標とする考えを示しているが、具体的な改正内容やスケジュールについては明らかにされていない。
長年の懸案、法改正は実現するか
皇室典範の改正は、小泉内閣時代にも有識者会議で議論された経緯がある。当時は悠仁親王殿下の誕生により議論が後退したが、皇族数の減少傾向は依然として続いている。今国会中に与野党の合意形成が図られるかが、改正実現の鍵を握ることになる。