藤井孝男元運輸相が死去、83歳 急性心筋梗塞のため
要約
元運輸大臣で参議院議員4期・衆議院議員5期を務めた藤井孝男氏が急性心筋梗塞のため83歳で亡くなりました。石油会社社員を経て政界入りし、自民党総裁選にも出馬したほか、長年にわたり岐阜県を拠点に活動しました。
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元運輸大臣の藤井孝男氏が死去
元運輸大臣で元衆議院議員・参議院議員の藤井孝男氏が急性心筋梗塞のため死去した。83歳だった。
藤井氏は岐阜県出身。石油会社社員を経て政界入りし、参議院議員を4期、衆議院議員を5期務めた。父は元参議院議員で新日本製鐵副社長の藤井丙午氏で、1981年に丙午氏の死去に伴う参議院岐阜選挙区補欠選挙で初当選を果たした。
運輸大臣や党要職を歴任
1993年に衆議院へ鞍替えし、第2次橋本改造内閣で運輸大臣に就任した。議員在任中には衆議院議院運営委員長、衆議院予算委員長などの要職を歴任。2003年には自由民主党総裁選挙にも出馬している。
自民党岐阜県連会長も務め、晩年は同県連顧問などの立場にあった。2018年には旭日大綬章を受章している。
石油業界から政治の世界へ
藤井氏は石油会社での勤務を経て政界に転じた異色の経歴の持ち主である。運輸大臣を務めた1997年から1998年にかけては、国鉄の分割民営化後の鉄道網再編やトラック輸送を中心とした規制緩和が進められていた時期にあたり、運輸行政の転換期に大臣として政策運営にあたった。
議員としてのキャリアの中では、西松建設からの政治献金問題が報じられたこともあった。参議院・衆議院合わせて9期にわたり国政に携わり、岐阜県を地盤とする政治家として長年活動を続けた。