2026/4/17
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社会

東京MXテレビ、パワハラで伊達寛会長を解職 部下への暴言が認定

要約

東京MXテレビは2025年12月の内部通報を受けた外部弁護士の調査を経て、臨時取締役会で伊達寛会長の解職を決議した。伊達氏は4月末に取締役も辞任する予定。

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臨時取締役会で解職を決議

東京MXテレビは4月17日、パワーハラスメント行為を理由に伊達寛代表取締役会長(77)を4月15日付で解職したと発表した。2025年に開催された会議において、部下に対し「いらいらさせるんだよ、おまえ」などの暴言を吐いたことがハラスメントと認定された。

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※画像はイメージです

同社によると、2025年12月に内部通報があり、外部弁護士による調査を実施。その結果、パワハラの事実が確認され、4月15日の臨時取締役会で会長職の解職および辞任勧告が決議された。伊達氏は翌16日に取締役の辞任を申し出ており、4月30日付で取締役を退く予定である。

元エフエム東京常務、2024年に会長就任

伊達氏は1978年にエフエム東京に入社し、2005年に常務で退社。その後、2024年に東京MXテレビの会長に就任していた。就任からわずか2年足らずでの解職となった。

  1. エフエム東京に入社

    伊達氏が青山学院大学卒業後にエフエム東京へ入社し、放送業界でのキャリアをスタートさせた。

  2. エフエム東京を常務で退社

    約27年間にわたり同社に在籍し、営業部長や取締役、常務などを歴任した。

  3. 東京MXテレビ会長に就任

    顧問、専務、社長を経て、代表取締役会長として経営トップの座に就いた。

  4. 内部通報を受理

    伊達氏のパワハラに関する通報があり、これを受けて外部弁護士による詳細な調査が開始された。

  5. 臨時取締役会で解職決議

    調査結果によりパワハラの事実が認定され、会長職の解職と辞任勧告が正式に決議された。

  6. 取締役辞任予定

    伊達氏が取締役を退く予定日であり、これにより同社の経営から完全に離脱することとなる。

他の役員の監督責任も検討

東京MXテレビは「他の役員が監督責任を十分に果たせなかったことを真摯に反省し、経営責任を明確にするため、厳正な処分を検討する」とコメントしている。監督責任を問われる役員の対象範囲や、具体的な処分内容については明らかにされていない。

放送業界では近年、ハラスメント問題が相次いで表面化しており、企業統治や内部統制の強化が課題となっている。今回の解職は、内部通報制度が機能し、外部調査を経て経営トップの処分に至った事例として注目される。