羽田衝突事故、日航機の拡声器による避難指示「不十分」 運輸安全委が検証結果公表
要約
運輸安全委員会は17日、2024年1月の羽田空港衝突事故において、日航機乗務員による拡声器の指示が聞き取りにくかったとする検証結果を公表した。国土交通省はこれを受け、航空各社に改善を要請した。
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拡声器の指示「聞こえ方が不十分」
運輸安全委員会は17日、2024年1月に羽田空港で発生した日本航空機と海上保安庁機の衝突事故について、日航機乗務員が避難誘導の際に使用した拡声器による指示が不十分だったとする検証結果を公表した。委員会は「指示の聞こえ方が不十分だった」との見解を示している。
国土交通省はこの検証結果を受け、航空各社に対して改善を要請した。
事故の経緯と避難の実態
2024年の羽田空港衝突事故では、日航機と滑走路上にいた海上保安庁機が衝突し、海上保安庁機の乗員5名が死亡した。日航機は衝突後に激しい火災に見舞われたが、乗務員の誘導により乗客乗員全員が機外へ脱出した。
全員が脱出を果たした一方で、その避難誘導の過程において拡声器による指示が不明瞭であったことが、今回の検証で明らかになった形だ。
改善要請の行方
運輸安全委員会は航空事故の原因究明と再発防止策の検討を担う国土交通省の外局であり、事故調査の目的は再発防止や安全性の向上にある。関係者の刑事責任を問うものではない。
国土交通省が航空各社に要請した改善の具体的な内容については、現時点で詳細は明らかになっていない。今後、航空業界全体で避難誘導のあり方が改めて問われることになる。