2026/4/26
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国内

岩手県大槌町の山火事、焼失面積1373ヘクタールに拡大 県が被害状況を発表

要約

岩手県大槌町で発生している山火事について、県は焼失面積が1373ヘクタールに達したと発表しました。4月22日の発生から延焼が続いており、自衛隊や近隣県による広域的な消火活動が展開されています。

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焼失面積1373ヘクタールに拡大

岩手県大槌町で発生している山火事について、岩手県は焼失面積が1373ヘクタールに拡大したと発表した。4月22日の発生以降、火勢は衰えず被害が広がり続けている状況である。

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※画像はイメージです

県が公表した被害状況によると、焼失面積はこれまでの1176ヘクタール以上からさらに拡大した。出火原因は現時点で明らかになっておらず、鎮圧・鎮火の見通しについても公表されていない。人的被害や建物への被害状況の詳細も不明である。

自衛隊・近隣県からの支援も

岩手県は災害特別警戒本部を設置し、自衛隊への災害派遣を要請。防災ヘリによる消火活動が行われているほか、宮城県、青森県、秋田県、山形県から緊急消防援助隊が派遣され、消火活動にあたっている。自衛隊もヘリコプターによる散水活動を展開している。

大槌町は避難所を開設し、住民の避難誘導を実施している。

相次ぐ岩手県沿岸部の大規模山林火災

岩手県沿岸部では大規模な山林火災が相次いでいる。2025年2月には隣接する大船渡市で平成以降最大規模とされる山林火災が発生し、約3370ヘクタールが焼失、死者1名、建物被害226棟という甚大な被害が出た。消火活動は1カ月以上に及んだ。

この時期の太平洋側は湿度が低く空気が乾燥しているため、山林火災が発生しやすい気象条件が続く。全国的にも1月から5月にかけての山火事が全体の約7割を占めており、4月が最も多い月となっている。

大槌町は東日本大震災で甚大な被害を受けた地域でもあり、復興途上にある町に再び大きな試練が訪れている。