2026/4/29
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国内

岩手・大槌町の山林火災、29日午後に大部分の避難指示解除へ 降雨で火勢衰える

要約

22日に発生した大槌町の山林火災で、27日からの降雨により火勢が弱まったことを受け、町は1558世帯3257人を対象に出していた避難指示の大部分を29日午後に解除する方針を示した。

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岩手県大槌町で22日に発生した大規模林野火災について、平野公三町長は29日、住家への延焼の恐れが低くなったとして、山間部の長井地区を除き同日午後に避難指示を解除する方針を明らかにした。27日から28日にかけての降雨で火の勢いが衰えたことが判断の背景にある。\n\n

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※画像はイメージです
\n\n## 約3割の住民に出されていた避難指示\n\n避難指示の対象は1558世帯3257人で、町人口の約3割に上っていた。平野町長は29日午前に地上から現場の状況を確認し、午後にはヘリコプターでの視察を経て避難指示を解除、防災無線で住民に周知する予定である。\n\n一方、長井地区については道路への落石による孤立の恐れがあるため避難指示を継続し、安全確認が完了した段階で解除する方針だ。\n\n## 焼損面積は約1633ヘクタール、鎮圧宣言の見通し立たず\n\n28日午前6時時点で累計焼損面積は約1633ヘクタールに達している。消火活動には最大約1600人態勢で臨んでいるが、釜石大槌消防本部は「本日中に火災の鎮圧を宣言する可能性はない」としており、完全な鎮火までにはなお時間を要する見込みだ。\n\n
  1. 山林火災が発生

    大槌町で大規模な林野火災が発生。周辺住民に対し最大1558世帯3257人を対象とした避難指示が発令された。

  2. 降雨で火勢が衰退

    2日間にわたるまとまった雨により火の勢いが弱まり、延焼の危険性が低下。避難指示解除の重要な判断材料となった。

  3. 焼損面積が約1633ヘクタールに

    累計の焼損面積が約1633ヘクタールに達したことが消防の調査で確認された。平成以降でも極めて大規模な火災となっている。

  4. 町長が地上から状況確認

    平野町長が自ら地上から現場を視察。住家への延焼の恐れが低下したことを確認し、解除の方向性を最終調整した。

  5. 大部分の避難指示を解除予定

    長井地区を除く地域の避難指示を解除。防災無線を通じて住民に帰宅を促すが、山中での消火活動は継続される。

\n\n## 長井地区は安全確認後に解除へ\n\n災害対策本部は消防や専門家らで構成され、今回の解除の方向性を打ち出した。避難指示は大部分で解除される見通しだが、火災そのものは鎮圧に至っておらず、消火活動は引き続き継続される。長井地区の避難指示解除については、落石リスクの安全確認が完了する時期が明示されておらず、住民にとっては依然として先行きが不透明な状況が続いている。