2026/4/30
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国内

岩手県大槌町の山林火災、すべての避難指示が解除

要約

4月22日に発生し町民の約3割に避難指示が出されていた岩手県大槌町の山林火災で、30日までにすべての避難指示が解除されました。焼失面積は一時1633ヘクタールに達しましたが、降雨により延焼のリスクが低下しました。

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全避難指示が解除、住民の帰宅進む

岩手県大槌町で4月22日に発生した大規模な山林火災について、発令されていたすべての避難指示が解除された。4月30日に報じられた。

火災は4月22日午後、大槌町の小鎚地区と約10km離れた吉里吉里地区の2か所で同時に発生。発生直後から乾燥と強風が重なり、火勢は急速に拡大した。25日時点で焼失面積は約730ヘクタールに達し、28日には小鎚地区と吉里吉里地区周辺で合わせて約1633ヘクタールに及んだ。急斜面が多い地形が消火活動を困難にし、町民の約3割にあたる1558世帯3257人に対して避難指示が出されていた。

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※画像はイメージです

雨で延焼リスク低下、段階的に解除

4月28日頃からの降雨により火の勢いが弱まったことを受け、29日には民家への延焼の恐れがなくなったと判断され、山間部の長井地区17世帯24人を除く地域で避難指示が先行して解除されていた。長井地区では落石の危険性から避難指示が継続されていたが、30日までにすべての避難指示が解除される形となった。

消火活動には大槌町消防団のほか、宮城県などからの緊急消防援助隊や自衛隊も参加。ヘリコプターによる空中消火も実施された。

  1. 2か所で山林火災が発生

    小鎚地区と吉里吉里地区で同時に出火。乾燥と強風で延焼が急速に拡大した。

  2. 焼失面積が約730ヘクタールに

    町民の約3割にあたる1558世帯3257人に避難指示が発令された。

  3. 焼失面積が約1633ヘクタールに拡大

    降雨が始まり、延焼の勢いが弱まる兆しが見え始めた。

  4. 大部分の避難指示を解除

    長井地区17世帯24人を除き、住民の帰宅が可能となった。

  5. すべての避難指示が解除

    残っていた長井地区の避難指示も含め、全地域で解除が完了した。

日常回復へ、激甚災害指定の見込みも

避難指示の解除に伴い、町内のスーパーマーケットが営業を再開したほか、三陸鉄道も一部区間で運転を再開するなど、大槌町には日常が戻りつつある。火災の影響で中断されていたワカメ漁も再開された。

一方、赤間二郎防災担当大臣は今回の山林火災を激甚災害に指定する見込みであることを明らかにしており、被災地の復旧・復興に向けた財政的支援が講じられる見通しである。大槌町は東日本大震災からの復興途上にあり、今回の火災による地域経済や住民生活への影響が懸念されている。