2026/5/3
nippon-post.com
国際

トランプ大統領、EU製自動車への関税を25%に引き上げへ 貿易合意「不順守」を理由に

要約

2025年夏の米EU貿易合意では自動車関税の上限を15%としていたが、トランプ大統領はEU側が合意内容を守っていないとして2026年5月第2週から25%への引き上げを表明した。

EUトランプ大統領自動車産業貿易政策関税政策

トランプ米大統領は2026年5月1日、EU(欧州連合)製の自動車およびトラックに対する関税を25%に引き上げるとSNS上で表明した。「来週から25%に引き上げる」と明言し、EU側が貿易合意の内容を「順守していない」ことへの報復措置であると説明している。\n\n

World map
※画像はイメージです
\n\n## 2025年夏の貿易合意を大幅に上回る水準\n\n米国とEUは2025年夏に貿易合意を締結し、自動車関税の上限を15%と設定していた。今回の引き上げはこの合意水準を10ポイント上回るものとなる。トランプ大統領は「約束を守っていない」とEU側を批判しており、合意内容の不履行が引き上げの直接的な理由であるとの認識を示した。\n\n
  1. 米EU貿易合意の締結

    自動車関税の上限を15%とする内容で両者が合意に達した。

  2. トランプ大統領がSNSで関税引き上げを表明

    EU側の合意不順守を理由に、自動車・トラックへの関税を25%に引き上げると発表した。

  3. 関税引き上げの実施予定

    トランプ大統領が「来週から」と述べた時期にあたり、25%の新税率が適用される見通し。

\n\n## EU側の対応と不透明な詳細\n\nただし、EU側が具体的にどの合意条項を順守していないのかについて、トランプ大統領は詳細を明らかにしていない。また、自動車部品の扱いがどうなるかについても現時点では不明である。\n\n
\n\n## 米EU貿易摩擦の再燃か\n\nトランプ大統領は就任以来、米国の貿易赤字解消と国内産業保護を掲げ、保護主義的な通商政策を推進してきた。自動車分野では、従来から米国がEUからの輸入車に課す関税率に対し、EUが米国車に課す関税率が高いことを問題視していた経緯がある。2025年夏の貿易合意は両者の歩み寄りの成果とみられていたが、今回の関税引き上げ表明により、米EU間の通商関係は再び緊張局面を迎える可能性がある。