2026/5/4
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経済

円急伸、一時155円台を記録 4日の外国為替市場で対ドル相場が大幅上昇

要約

5月4日の外国為替市場で円相場が一時1ドル=155円台まで急騰した。4月末に実施された大規模な為替介入を受け、連休中も円安の修正が進む形となった。

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円が急伸、一時155円台に

4日の外国為替市場で、円相場が急伸した。対ドルで一時155円台を記録し、直近の円安水準から大幅に値を戻す展開となった。

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4月末の急激な円安から一転

円相場は4月30日に一時1ドル=160円台後半まで下落し、約1年9カ月ぶりの安値水準を記録していた。これに対し、政府・日銀は同日夜に円買い・ドル売り介入を実施。介入規模は5兆~6兆円と推計されており、2024年7月以来の円買い介入となった。

介入に先立ち、片山さつき財務大臣が「断固たる措置をとるタイミングが近づいている」と述べたほか、三村淳財務官が「最後の退避勧告だ」と発言するなど、異例の「予告」を伴うものだった。介入後、円相場は一時5円近く急伸し、5月1日には155円台半ばまで上昇していた。

市場の注目点

日銀は4月28日の金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決定したが、政策委員の一部からは利上げを支持する声も上がっている。市場関係者の間では、大型連休中にもさらなる介入が行われる可能性が指摘されており、今後の日銀の金融政策や米国の金利動向、原油価格の推移が円相場の行方を左右するとみられている。