1. 日越関係の歩み 日本とベトナムは400年以上にわたる歴史的交流を持っています。近年は「包括的・戦略的パートナーシップ」を深化させ、経済協力を両国関係の柱としてきました。2003年には「日越共同イニシアティブ」が設置され、ベトナムの投資環境改善と産業競争力向上を支援しています。日本はベトナムへのODA(政府開発援助)で最大の支援国の一つであり、AI、半導体、宇宙、クリーンエネルギーといった先端技術分野での協力も拡大しています。 2. 日豪関係と条約50周年 日本とオーストラリアは、2007年の「安全保障協力に関する日豪共同宣言」や2015年の「日豪経済連携協定(JAEPA)」を通じて、特別な戦略的パートナーシップを構築してきました。オーストラリアは日本にとって重要な食料・エネルギー・鉱物資源の供給国であり、貿易・投資面で長年にわたる緊密な関係を維持しています。2026年は「日豪友好協力基本条約」署名50周年の節目にあたり、両国関係の一層の深化が期待されています。 3. 経済安全保障とFOIP構想 地政学的リスクの高まりやサプライチェーンの混乱を受け、経済安全保障への関心が世界的に高まっています。日本はエネルギー、重要鉱物(レアアースなど)、半導体といった戦略物資の安定供給に向けた国際協力を推進しています。「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化を目指す日本の外交方針であり、ベトナム・オーストラリアとの関係強化はこの構想の重要な柱となっています。