関西電力美浜原発3号機で蒸気漏れ、原子炉を手動停止 放射能漏れなし
要約
福井県美浜町の美浜原発3号機で8日未明、タービン周辺から蒸気漏れが確認され、午前4時20分ごろに原子炉を手動停止した。原子力規制庁によると外部への放射能漏れなどの影響は確認されていない。
福井県美浜町にある関西電力美浜原発3号機で8日未明、発電用のタービン周辺から蒸気漏れが発生し、原子炉が手動で停止された。原子力規制庁によると、外部への放射能漏れ等の影響は確認されていない。
未明に蒸気漏れを確認、約20分後に手動停止
原子力規制庁の発表によると、8日午前4時すぎ、美浜原発3号機の運転員が発電用タービン周辺から蒸気が漏れているのを確認した。安全のため、午前4時20分ごろに原子炉を手動で停止した。
蒸気漏れを確認
運転員が発電用タービン周辺からの蒸気漏れを確認した。原子力規制庁はタービン周辺からの漏えいと発表している。
原子炉を手動停止
蒸気漏れを受け、安全確保のため運転員が原子炉を手動で停止した。外部への放射能の影響は確認されていない。
蒸気漏れが発生した具体的な部位や原因については、現時点で明らかになっていない。設備の損傷状況や運転再開の見通しについても不明である。
美浜3号機、過去にも蒸気関連の事象
美浜原発3号機は、2004年8月に二次系配管の破損事故で高温高圧の蒸気が噴出し、作業員5名が死亡、6名が重傷を負う重大事故が発生した過去を持つ。この事故は配管の肉厚管理に関する品質保証システムの不備が原因とされ、原子力発電所の安全規制や品質管理体制の見直しにつながった。
同3号機は、福島第一原子力発電所事故後の新規制基準のもとで、全国で初めて運転開始から40年を超える原発として再稼働した経緯がある。2024年10月にも、一次系冷却水クーラの海水系統戻り母管に減肉が確認され、原子炉が手動停止される事象が起きている。
原因究明と安全確認が焦点に
関西電力および原子力規制庁は、蒸気漏れの原因究明と設備の安全確認を進めるとみられる。今後、蒸気漏れの発生箇所の特定や損傷の程度、運転再開に向けた判断が注目される。