2026/5/9
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社会

京都・南丹市男児殺害事件 再逮捕の父「リュックと靴を回収し別々に廃棄」と供述

要約

殺人容疑で再逮捕された安達優季容疑者(37)が、遺棄現場から被害男児の通学用リュックとスニーカーを回収し、別々の場所に捨てたと京都府警に供述していることが8日判明した。

事件捜査京都府南丹市京都府警児童虐待殺人事件

所持品の回収・廃棄を供述

京都府南丹市で男児の遺体が発見された事件で、殺人の疑いで再逮捕された父親の安達優季容疑者(37)が、遺棄現場から男児の所持品を回収し、廃棄したと供述していることが8日、京都府警への取材で分かった。

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※画像はイメージです

府警によると、安達容疑者は「遺体を遺棄した後、通学用リュックとスニーカーを現場から回収し、別々の場所に捨てた」と説明しているという。回収された所持品は、被害者である息子の結希さん(当時11歳)が使用していた通学用リュックとスニーカーの2点。容疑者はこれらをそれぞれ異なる場所に廃棄したとしている。

事件の経緯

結希さんは2026年3月23日朝に行方不明となり、4月13日に自宅から約8キロ離れた山林で遺体として発見された。司法解剖の結果、死因は窒息の疑いがあるとされている。

安達容疑者は当初、死体遺棄容疑で逮捕されたが、その後の捜査で殺害についても認める供述をしたことから、殺人容疑で再逮捕された。容疑者は、3月23日朝に南丹市内の公衆トイレ周辺で結希さんの首を絞めるなどして殺害したと供述している。

捜査の焦点

安達容疑者は事件当日、結希さんを車で学校に送ったと説明していたが、防犯カメラの映像などから、結希さんが実際には学校に登校していなかったことが判明している。

また、遺体は自宅裏の山中やリュックの発見場所付近、靴が見つかった付近など、少なくとも4カ所に転々と移動させて遺棄されたとみられている。府警幹部は遺体を移動させた経緯について「一番大事なところだと思っている」と述べており、所持品の回収・廃棄についても証拠隠滅の意図があったとみて、詳しい経緯を調べている。

動機について安達容疑者は、事件直前に結希さんから「本当の父親じゃない」と言われ腹が立ったと供述しているが、捜査関係者からは「殺人の理由としては飛躍しすぎている」との指摘も出ている。府警は供述内容の裏付け捜査を進め、事件の全容解明を目指す。