雇用統計が市場予想を大幅に上回る 2026年5月8日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均が反発して取引を開始した。午前9時35分時点で前日比137ドル17セント高の4万9734ドル14セントとなった。米労働省が同日発表した4月の雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比11万5000人増と、市場予想の5万5000人増を大幅に上回ったことが買い材料となった。※画像はイメージです一方、4月の平均時給の前月比伸び率は0.2%にとどまり、市場予想の0.3%を下回った。BMOキャピタル・マーケッツは「全体として雇用情勢の安定感を示す強い内容だった」との見方を示している。ナスダック総合株価指数も堅調に推移し、一時2万6000台に上昇。5月6日に記録した最高値2万5838を上回る場面があった。## 米イラン交渉、ルビオ国務長官が返答に期待 市場ではホルムズ海峡付近における米国とイランの交戦をめぐり、戦闘終結に向けた協議が継続するとの観測も買いを後押しした。米中央軍は7日、ミサイル駆逐艦3隻がイランの攻撃を受け、自衛のため反撃したと発表した。イラン側も同日、船舶2隻が米国から攻撃されたと表明しており、双方の主張は食い違っている。どちらが先に攻撃を開始したかについては客観的な事実が明らかになっていない。トランプ米大統領はインタビューで「停戦は続いており有効だ」と述べた。ルビオ米国務長官は8日中にイランからの返答があることに期待を示しており、交渉進展への期待感が投資家心理を支えた形だ。## コアウィーブ急落、AI関連に明暗 個別銘柄では、AI向けクラウド企業のコアウィーブが急落した。7日の決算説明会で示された売上高見通しが市場予想を下回ったことが嫌気された。AI関連銘柄には選別の動きが見られ、市場全体の上昇基調の中でも明暗が分かれる展開となった。