警視庁築地署は1月11日、東京都中央区内の銀行ATMから現金計1億3500万円を盗んだとして、住居不定・無職の大山剛容疑者(57)を窃盗容疑で逮捕したと発表した。大山容疑者は事件当時、警備大手ALSOK(綜合警備保障)の完全子会社であるALSOK常駐警備の社員として、ATMの現金回収や運搬業務を担当していた。\n\n※画像はイメージです\n\n逮捕容疑は、昨年12月26日から30日にかけて、東京都中央区内の銀行ATMから複数回にわたり現金を盗んだ疑い。被害総額は1億3500万円に上るとされる。大山容疑者は調べに対し、「現金を取ったことは間違いない」と容疑を認めている。また、動機について「両親が亡くなり、仕事にも不満があって、人生がどうでもよくなった」という趣旨の供述をしている。\n\n犯行が発覚したきっかけは、抜き打ちの現金照合作業だった。ATM内の現金残高と帳簿上の数字に大きな差異が確認されたことから調査が進められ、防犯カメラの映像記録と照合した結果、大山容疑者による犯行が浮上した。大山容疑者はその後、京都市内のホテルに滞在しているところを発見され、逮捕に至った。\n\n警視庁は、盗まれた1億3500万円の現在の所在や使途について捜査を進めている。事件直後の昨年12月31日以降、大山容疑者が京都のホテルで発見されるまでの足取りについても、詳しい経緯は明らかになっていない。警備業務でATMの現金管理に直接携わる立場を利用した犯行とみられ、警視庁は詳しい手口について引き続き調べを進める方針である。