磐越道マイクロバス事故、容疑者は退職後バス運転の機会ほぼなし 生徒「事故前から危険な運転」
要約
福島県の磐越自動車道で高校生ら21人が死傷したマイクロバス事故で、容疑者が昨年3月の退職以降、バスの運転機会がほぼなかったことが判明した。
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退職後、バスの運転機会はほぼゼロ
福島県の磐越自動車道で、部活動の遠征中だったマイクロバスが事故を起こし高校生ら21人が死傷した事件で、容疑者が昨年3月にバス運転の仕事を退職して以降、バスを運転する機会がほぼなかったことが明らかになった。
容疑者は昨年3月まで地元でバスを運転する業務に従事していたが、退職後はバスのハンドルを握る場面がほとんどなかったという。日常的な運転から離れた状態で、高校生を乗せたマイクロバスの運転を担っていたことになる。
生徒が証言「事故前から危険な運転だった」
事故に遭ったマイクロバスに乗車していた生徒は、「事故前から危険な運転だった」と証言している。この証言は5月11日夜に報じられた。バスに乗っていた高校生が事故発生前の段階から運転に不安を感じていた実態が浮かび上がっている。
容疑者の退職後の運転状況に関する情報は、5月12日早朝に新たに報じられたもので、長期間にわたりバスの運転から遠ざかっていた人物が、なぜ部活動の遠征でマイクロバスの運転を任されていたのか、経緯の解明が求められる。
事故の全容解明は道半ば
今回の事故では21人が死傷する重大な被害が発生した。事故の直接的な原因や容疑者の詳細な身元情報については、現時点で明らかにされていない部分も多い。
ブランクのある運転手がマイクロバスを運転するに至った手配の経緯、安全管理体制の有無など、捜査の進展とともに事故の背景が解明されていくことになる。部活動の遠征における生徒の移動手段の安全確保のあり方が、改めて問われている。