与野党協議会、SNS事業者に選挙偽情報対策の義務化へ 今国会での法改正目指す
要約
与野党の協議会がSNS運営事業者に選挙への悪影響を軽減する措置を義務づける方針で一致した。選挙期間中の偽情報拡散が深刻化するなか、2026年5月の今国会での法改正実現を目指す。
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SNS事業者に悪影響軽減措置の義務化で一致
与野党の協議会は、選挙期間中のSNS上の偽情報対策を強化するため、SNS運営事業者に対し選挙への悪影響を軽減する措置を義務づける方針で一致した。協議会は今国会での法改正の実現を目指している。
協議会では「運営事業者に対し選挙への悪影響を軽減する措置を義務づけるなど対策の強化が必要だ」との認識が共有された。SNSを通じた偽情報や誹謗中傷の拡散が選挙の公正性を脅かす問題として深刻化していることが背景にある。
義務化の具体的内容は今後の焦点
今回の方針では、SNS運営事業者に義務づけられる措置の具体的な技術的・運用の内容については明らかになっていない。改正の対象となる具体的な法律名も現時点では示されておらず、今後の協議で詰められる見通しである。
近年、選挙運動におけるSNSの活用が急速に拡大し、有権者への情報発信に欠かせないツールとなっている一方で、AI技術を用いた偽動画の拡散など、新たな脅威も顕在化している。プラットフォーム事業者の責任をどこまで明確化するかが、法改正の焦点となる。
今国会中の成立へ向けた課題
与野党が対策強化の必要性で一致したことは、法改正に向けた大きな前進といえる。ただし、表現の自由との均衡をどのように確保するかなど、制度設計にあたっては慎重な議論が求められる。会期中の法改正実現に向け、協議会での具体的な制度の詰めが急がれる。