2026/5/15
nippon-post.com
社会

京都・葵祭が開催 斎王代ら約500人が平安装束で京都御所を出発

要約

京都三大祭りの一つ「葵祭」が5月15日に行われ、斎王代を務める塩見真桜さんら約500人の行列が京都御所から下鴨神社・上賀茂神社へ向かいました。

世界遺産京都市伝統文化塩見真桜葵祭

平安装束の約500人が京都御所を出発 京都三大祭りの一つ「葵祭(賀茂祭)」が5月15日、京都市で開催された。平安装束を纏った約500人の行列が午前10時半ごろ京都御所を出発し、世界遺産の下鴨神社と上賀茂神社へ向かった。
Community gathering
※画像はイメージです
葵祭は下鴨神社と上賀茂神社の例祭であり、五穀豊穣を願って6世紀の欽明天皇の時代に始まったとされる。祇園祭、時代祭とともに京都三大祭に数えられ、源氏物語や枕草子などの古典文学にも登場する歴史ある祭りである。 ## 斎王代は同志社大4年の塩見真桜さん 今年の斎王代を務めたのは、同志社大学4年生の塩見真桜さん(22)。斎王代は、かつて天皇の代わりに賀茂社に仕えた未婚の皇女「斎王」の代理として、葵祭の行列の主役を担う存在である。鎌倉時代に斎王の制度が廃止された後、1956年に「斎王代」として復興された。 ## 1500年の歴史を受け継ぐ王朝行列 葵祭の行列は、平安時代の貴族の儀式や装束を再現したもので、牛車や装束には祭りの名の由来となった葵の葉が飾られる。行列は京都御所を出発した後、下鴨神社を経て上賀茂神社へと進む。長い歴史の中で戦乱や社会情勢により中断を余儀なくされたこともあったが、そのたびに復興を遂げてきた。1943年以降の中止を経て1953年に再開され、1956年には斎王代と女人列が加えられて現在の形に近づいた。2020年と2021年には新型コロナウイルスの感染拡大防止のため行列が中止された経緯もある。葵祭は王朝文化の雅を現代に伝える貴重な祭りとして、国内外から注目を集めている。