元広島・羽月隆太郎被告の初公判、指定薬物エトミデート使用で「周囲にも薬物使用の選手いた」
要約
プロ野球・広島東洋カープの元選手、羽月隆太郎被告が指定薬物「エトミデート」を使用した罪で広島地裁の初公判に臨み、周囲の選手にも薬物使用があった可能性を言及した。
広島地裁で初公判、起訴内容についての認否は
プロ野球・広島東洋カープの元選手、羽月隆太郎被告の初公判が2026年5月15日、広島地方裁判所で開かれた。羽月被告は指定薬物エトミデートを使用したとして、医薬品医療機器法違反の罪に問われている。
羽月被告は2019年にドラフト7位で広島に入団し、2020年にプロ初出場を果たした内野手・外野手である。2026年1月に指定薬物使用の疑いで逮捕され、当初は否認していたものの、その後使用を認めた。2月には広島地方検察庁に起訴され、球団からも契約を解除されている。
「周囲にも薬物使用の選手いた」と法廷で発言
初公判で注目を集めたのは、羽月被告が「周囲にも薬物使用の選手がいた」と述べた点である。具体的な氏名や人数については明らかにされておらず、この発言が今後の捜査や球界全体にどのような影響を及ぼすかが焦点となる。
エトミデートとは何か
羽月被告が使用したとされるエトミデートは、2025年5月16日に医薬品医療機器法に基づく指定薬物として規制された物質である。電子タバコ用リキッドに添加され、「ゾンビたばこ」「ゾンビカートリッジ」などの俗称で流通していることが確認されている。海外では「合法大麻」を装い若者層に販売されるケースが急増しており、意識障害や呼吸抑制、神経損傷といった重大な健康被害が報告されている。
広島東洋カープに入団
ドラフト7位で指名を受け入団。宮崎県出身の内野手・外野手。
プロ初出場
支配下登録選手としてプロの舞台に立ち、一軍デビューを飾った。
エトミデートが指定薬物に
医薬品医療機器法に基づき、医療目的以外の製造・販売・所持・使用が厳格に禁止された。
逮捕
指定薬物使用の疑いで逮捕。当初は否認したが、捜査の過程で後に使用を認めるに至った。
起訴・契約解除
広島地検が医薬品医療機器法違反で起訴。所属していた広島東洋カープは契約を解除した。
初公判
広島地裁で初公判が開廷。被告は周囲にも薬物使用の選手がいたと発言し、波紋を広げた。
スポーツ選手による薬物使用問題は過去にも複数の事例があり、選手個人のキャリアだけでなく所属チームや業界全体に大きな影響を与えてきた。羽月被告の法廷での発言により、プロ野球界における薬物問題への関心が改めて高まることは避けられない。今後の公判の行方が注視される。