大宮駅で新幹線にカラス衝突、3路線に遅れ 停電で約25分間停車
要約
15日午前、大宮駅構内で新幹線にカラスが衝突し、送電停止により東北・上越・北陸新幹線が約25分間停車した。4月以降、カラスによるトラブルが相次いでいる。
15日午前11時ごろ、埼玉県さいたま市の大宮駅構内で、上り新幹線にカラスが衝突し、送電が一時ストップした。この影響で東北、上越、北陸の各新幹線に遅れが発生した。当該列車は約25分間停車し、午前11時25分ごろに運転を再開した。
車内アナウンスでは「カラスが電線にあたって送電が止まった」と説明があった。上越新幹線「とき314号」に乗車していた東京都の60代男性は「驚きました。乗客は皆、冷静だった」と話した。
4月以降、カラスによるトラブルが相次ぐ
カラスが原因の新幹線トラブルは、今年4月から頻発している。
大宮駅でカラスの巣を撤去
大宮駅構内の電柱にカラスの巣が発見された。撤去作業のため東北・上越・北陸新幹線が約25分間運転を見合わせた。
宮城県内で停電発生
カラスの感電が原因とみられる停電が発生し、新幹線が1時間ほど営業運転に出られず、運行に影響が出た。
新大阪駅でカラス衝突
東海道新幹線にカラスが衝突。27本の列車に影響が及び、最大40分以上の遅延が発生した。
大宮駅で再びカラス衝突
大宮駅構内で新幹線にカラスが衝突。送電停止により約25分間の停車が発生し、3路線が遅延した。
4月8日には同じ大宮駅構内でカラスの巣の撤去作業が行われ、約25分間の運転見合わせが発生。翌9日には宮城県内でカラスの感電が原因とみられる停電が起き、新幹線が1時間ほど営業運転に出られなくなった。さらに4月22日には新大阪駅でカラスが東海道新幹線に衝突し、27本の列車に影響が及び、最大40分以上の遅延が生じている。
年間10件超の停電、鳥類対策が課題に
JR東日本管内の新幹線では、鳥類が原因で発生する停電が年平均約10件に上る。JR東海管内でも年平均約5件の停電が報告されている。カラスは電柱や送電設備に巣を作る習性があり、巣材が設備に接触してショートを引き起こすケースや、カラス自体が架線に接触して停電を招くケースがある。
今回の大宮駅でのトラブルは、わずか1カ月余りの間に同じ駅構内で2度目の事態となった。新幹線の安定運行に向け、鳥類への対策が改めて課題として浮き彫りになっている。