2026/5/15
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経済

NYダウ反落、一時500ドル安 原油高と金利上昇が重荷に

要約

2026年5月15日の米株式市場で、ダウ平均は前日比408ドル安と大幅に反落して始まった。米イラン交渉の停滞に伴う原油価格の上昇や米長期金利の1年ぶり高水準が、前日に最高値を更新した市場の重荷となっている。

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ダウ平均、前日比408ドル安で推移

2026年5月15日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均が反落して取引を開始した。午前9時35分時点で前日終値比408ドル10セント安の4万9655ドル36セントで推移し、一時は500ドル近く下落する場面もあった。

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※画像はイメージです

前日の市場ではS&P500とナスダックが過去最高値を更新し、ダウ平均も3カ月ぶりの高値をつけていた。急激な反落の背景には、原油価格の上昇と米長期金利の高騰という二つの逆風がある。

米イラン交渉停滞で原油急騰、WTI105ドル台

WTI原油先物(期近6月物)は1バレル105ドル台前半まで上昇し、前日比で約4%高となった。米国とイランの交渉停滞が原油価格を押し上げた格好だ。

トランプ大統領は14日、FOXニュースの取材に対し、イランについて「我慢できなくなっている」と発言。一方、イランのアラグチ外相は15日、インド訪問時に米国への不信感を示したと報じられており、両国間の緊張が高まっている。

長期金利は1年ぶり高水準、株式の割高感意識

米長期金利は一時4.58%と、前日比0.10ポイント上昇し、約1年ぶりの高水準を記録した。金利の上盛は株式の相対的な割高感を意識させ、利益確定売りや持ち高調整の動きにつながったとみられる。

アックマン氏、マイクロソフト株取得を公表

市場が揺れる中、著名投資家のビル・アックマン氏は15日朝、X(旧ツイッター)上でマイクロソフト株を取得したことを公表した。アクティビスト投資家として知られるアックマン氏の動向は、個別銘柄への関心を集める材料となっている。